七輪の選び方を知りたい人必見!!おすすめ七輪&人気の種類

七輪の選び方を知りたい人必見!!おすすめ七輪&人気の種類

手軽に炭火焼ができる七輪なら、自宅でも簡単にこんがりふっくらと料理が仕上がります。バーベキューセットのような大がかりなものではないので、庭先で気軽に使うのにも重宝するアイテムです。七輪で焼いた酒の肴をつまみに一杯飲むという風情に惹かれる人が多く、実は七輪はひそかなブームになっています。そこで七輪のおすすめな選び方と人気の七輪をご紹介します。

 

七輪の種類と選び方

七輪には実は丸型、角型、正角の3種類があって、それぞれ焼くのに適したものが違ってきますので、何をメインに焼きたいかを考えて選びましょう。
オーソドックスなのが丸型です。おそらく大半の人が七輪と言われて思い浮かべるのがこの形でしょう。かまどの代わりに古来より使われていたタイプの七輪で、焼き物だけでなく煮物にも適しています。鍋でもフライパンでも置けて熱が伝わりやすいのが特徴です。ただ、丸い形状ですから、サンマのような長い魚の場合、頭と尾がはみ出てしまいます。また、卓上用には作られておらず、庭など地面に設置して使う必要があります。

 

 

角型は焼き面の長い横長の七輪です。サンマでも頭から尾まで収まるので魚を焼くのに適した形です。角型の七輪は高さ18センチが標準ですので、食卓に置いても焼き面がよく見えるという特徴があります。ただ、安定性などを考えると鍋やフライパンは置かない方がよいでしょう。焼き魚や焼き肉などに特化したアイテムと考えましょう。

 

正方形の七輪を正角と言います。熱が平等に伝わる形であり、がっしりした作りなので鍋でもフライパンでも置けて、煮物にも便利です。ただ、正方形という形状上、すべて手作業での製造になるため、価格は丸型や角型と比べると高くなります。

 

七輪の作りの違い

七輪は形状だけでなく作りの違いでも種類が分かれます。一つは切り出しというタイプで、珪藻土という藻類が蓄積して土になった塊を丸ごと切り出して手作業で形を整えていくものです。職人が時間をかけて手作業で作るタイプですので価格は高くなる傾向にありますが、その分耐久性に優れ、10年以上使うことも可能です。また、焼き料理がこんがりふっくらと仕上がるため、プロの料理人にも重宝されます。もう一つのタイプは練り製といって、切り出しと同じく珪藻土を材料に使いますが、粉砕して練ったものを機械で成型するところが違います。機械生産なので大量に作ることができ、その分価格も切り出しの七輪よりはるかに安いですが、耐久性がないので数回の使用でひびが入ることもあります。なお、珪藻土ではなく金属製の七輪も最近ではありますが、七輪に求めるこんがりふっくらとした炭火焼の味は期待できないので、あまりおすすめできません。

 

人気なのはやはり料理の味が良く仕上がる珪藻土の切り出し七輪です。

 

 

バーベキューコンロに七輪はどうか

バーベキューに七輪を使いたいという方はとても多いですよね。
ただコンロと比べると七輪は不便な点もあります。
まず七輪はとても重いです。また割れ物なので扱いも注意する必要があります。
また火力が強いので、七輪の上で放っておくと食材はコゲだらけになってしまいます。
大人数でワイワイと次々と肉を焼いて楽しむなら、実はコンロの方が便利だったりもします。

 

バーベキューで使うなら大きい七輪か、複数の七輪を駆使することをおすすめしますが、どちらにしても運搬と扱いが大変です。
自宅の庭でやるならいいですが、どこかに持っていくには結構骨が折れます。

 

七輪はどちらかといえば、少人数でじっくりと食材を焼いて、ゆっくりと風情を楽しむ方が向いています。
仲間うちで語らいながら、七輪の前でお酒を酌み交わすなんていうのも風流です。
また七輪で炭火を使うと実感できると思いますが、炭火には癒しと安らぎの効果があります。
田舎の火鉢や囲炉裏を思い浮かべてもらえばイメージがつきやすいと思います。
なので是非木炭にもこだわってみてください。
使い捨ての安い木炭では、癒し効果も半減です。
古き良き日本の炭火、食文化を味わうのが七輪。

 

 

七輪を使うシチュエーションを想像しよう

まずはどんなシチュエーションで七輪を使いたいかを想像するのが一番です。
「秋にサンマや松茸を焼きたい!」というならサンマや焼き鳥が焼ける程度のタイプを選ぶのが一番です。
「家族皆で焼肉するかもしれないから、一応大きめのサイズにしよう」と一つの七輪で複数の役割を兼ねさせようとすると、「帯に短し襷に長し」状態になってしまうリスクがあります。
七輪愛好家の中には使いたいシーンごとに七輪を持っている方も多いです。
一番使いたいシーンを思い浮かべてジャストなタイプを選ぶと失敗しません。

 

 

七輪の大きさはどう選ぶ?

七輪は何人で利用するか、よりもどう利用するか、で大きさを決めましょう。
例えば同じ4人で使うにしても、大人4人がお酒を飲みながらつつくのか、若者が4人でガツガツ食べるのかでは、必要な大きさが変わってきます。
また七輪での焼き物がメインなら大きさが必要でしょうが、メインの鍋で横でちょっとサンマを焼くくらいなら小さな七輪で十分です。
大きいサイズの七輪は収納場所も考えないといけません。
七輪の説明に「4人用」などの記載があったとしても、それはあくまで目安なので、使い方によっては当てにならないことも多いです。

 

 

重量を考えると二つ持ちもあり

七輪は大きくなると重くなり、運ぶのも大変になります。
大きな七輪を一つ持つより、小さめの七輪を二つ持っておいた方が実は便利だったりします。
例えば、一段落したら片方に炭火をまとめて片づけの準備を先にすることができます。
また片方を火消し壺として使うこともできます。
食材、料理法で使い分けることもできますし、なにより運びやすいというの大きなメリットです。

 

バーベキューコンロは鉄板が大きくなっても、その分だけ重くなるだけですが、七輪はちょっと話が違います。
七輪はたった数センチ大きくするだけで、5kg近く重くなったりもします。
その理由は内部にまで珪藻土が詰まっているためです。
運ぶのも大変で、ひっくり返して灰を出すのも苦労します。
大きいサイズが欲しい場合でも、小さいサイズを二つ持つという選択肢も忘れないでください。

 

以下に人気の七輪をご紹介しますので、参考にしてください。

 

 

飛騨コンロ 特大☆大名コンロしちりん国産天然珪藻土切り出し

通販サイトでも人気なのがこの飛騨コンロです。正角の七輪で値段は安めですが本格的な七輪料理が作れるので居酒屋などでも使用されています。サイズは21cm×21cmですので大きなものは焼けませんが、焼き鳥やシシャモなど酒の肴を焼くのには最適です。丁寧な手作業で作られているため、耐久性も優れており、大切に使えば10年以上の使用にも耐えます。炭で焼くのがいちばんですが、固形燃料も使えるので手軽に使いたいときに便利なアイテムです。

 

奥能登天然珪藻土 切り出し七輪長角30号網付き

奥能登天然珪藻土とは、奥能登の500メートルものトンネルの奥から切り出した天然の珪藻土で、大量に赤外線を放出するという特徴を持っています。31.5cm×18cmの角型七輪で2〜3人用の大きさですが、材料の珪藻土に空気の層が含まれているため、非常に軽量で持ち運びに便利です。断熱性に優れているため、少量の炭でもしっかりした火力を保ちます。また、七輪下部に開閉できる空気窓があり、火力の調整が可能です。七輪の脚がシリコン製になっており、滑りにくくテーブルを傷つけずに使えるのもうれしい気遣いです。

 

三河産黒七輪 杉松製陶製 黒木炭コンロ

直径30cmの丸形のこの七輪は、愛知県碧南市の職人杉浦和徳氏による手製の逸品です。最後の手作り三河黒七輪職人と言われる名匠の手によるものなので、その価値は日に日に上昇しており、食通やプロからも人気を集めています。熱効率に優れているため、外を焦がさず中までしっかり焼き上げることができる七輪です。通販サイトでも1位を獲得するほどの人気七輪ですが、7kgという重量のうえ取っ手もないので扱いやすいとは言えません。しかし、それでも人気なのはそのデメリットをはるかに上回るほどの満足が得られるからです。使えば使うほど味が出て、一生使い続けることのできる七輪として高く評価されている逸品です。

 

 

 

page top