七輪のひび割れ補修はどうすればいい?欠けたときの修理方法

七輪のひび割れ補修はどうすればいい?欠けたときの修理方法

七輪は大事にすれば、長く使い続けることができます。
特に切り出し七輪は丈夫なので、普段家庭で使う程度の頻度であれば数百回の使用に耐えることができます。
これなら一生物として使い続けることも可能ですね。

 

もちろん長く使い続けるためには、水気や湿気が無い風通しの良い場所で保管し、使用後の掃除等も大事になります。
また強烈に加熱したり、衝撃を加えたりすると急激に寿命が縮まるため、注意しましょう。

 

ただし七輪は長く使っていると、どうしてもひび割れが出てきます。
とはいえひび割れが起きても補強すれば引き続き使い続けることができるので安心してください。
特に切り出し七輪は他の製法で作られた七輪と比べて丈夫で長持ちすると言われていますが、それでも細かいひび割れは出てきます。
長く使い続けていれば、ちょっとした衝撃が加わってしまうことも欠けてしまうこともあるので、七輪とメンテナンスは切っても切れない関係です。

 

 

基本的に珪藻土でできた七輪は、珪藻土の特性上、他の素材を使って接着させて補修することができません。
高温にさらされるため接着による補修は困難です。金物で補強する必要があります。
具体的に七輪にヒビが入ったときの補修方法は、七輪の外周にステンレス製の針金を巻いて補強します。
熱に強いためステンレス製がおすすめ。
また真鍮か銅の薄い板2cm×5cm程度の大きさに切って、ひび割れを縫い隠すように15mm程度の細い釘で板を止めて補強するのもいいでしょう。
七輪にひび割れは補修できるとはいえ、七輪自体がガタガタするような大きなひび割れがある場合は、使用を控えた方がいいです。
寿命を延ばす意味では、七輪のベルトもとても大切です。
七輪は長く使っているとひび割れが発生しますが、それを補強して広がらなくするのがベルトの役目です。
もし、七輪にベルトが無いと寿命は数分の一〜数十分の一となってしまいます。
七輪の寿命を延ばすのにベルトは一番といっていいほど大切です。ベルト自体のメンテナンスにも気を付けましょう。

 

続いて欠けてしまった場合の補強方法ですが、珪藻土の特性で説明したとおり、接着させて補強することができないので、残念ながら補強する方法はありません。
しかし、欠けた場所によって強度に影響がないような場合は、そのまま使用しても大丈夫なので、欠けた場所が強度に影響しないかチェックする必要があります。

 

 

ひび割れの原因

加熱と冷却

七輪の材料である天然珪藻土は、加熱すると膨張し、冷却すると縮小します。
その過程でひび割れが起こりますが、これは使っている内にどうしても発生するもので、避けようがありません。
七輪のどの部分にも起こり得るひび割れです。
使い続けていくと小さなひび割れも大きくなってきますが、補強すれば使い続けることができる程度です。

 

超高熱によるひび割れ

七輪で燃える木炭に風を送りつづけると、どんどん高温になり1200度ほどになります。
ここまで高温になると灰が溶けだし、それが七輪にくっつくとひび割れの原因になります。
木炭を加熱し続けて、刃物を鍛えたり、塗料を作ったりするために七輪を使うのでなければ、通常は起こり得ない現象です。

 

衝撃によるひび割れ

七輪を落とすなど大きな衝撃で起こるひび割れと、車の振動など細かい振動の積み重ねでおこるひび割れがあります。
すでに加熱や冷却でできたひび割れがある状態で車に積んだりすると、細かい数千〜数万回の振動で一気にひび割れが広がっていく可能性もあるので注意してください。
車で七輪を運ぶ場合は、入れ物と七輪の間にタオルや新聞紙をつめて衝撃が伝わらないようにするといいです。

 

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