七輪の楽しみ方を知っておこう!意外に色々と使えるマルチプレーヤー

七輪の楽しみ方を知っておこう!意外に色々と使えるマルチプレーヤー

七輪と言うと秋刀魚を焼くか、焼肉店でカルビやホルモンを焼くくらいしか楽しみ方が思い浮かばないという人もいるかもしれません。
でも七輪はかつての日本でガスコンロの代わりとなる調理器具として活躍したように、様々な楽しみ方と使い方があるんです。
ここではそんな七輪の楽しみ方を色々ご紹介しますね。

 

まず王道と言えば、前述の通り秋刀魚やお肉などのうまみをしっかり閉じ込めたまま芯まで火を通す、「焼き」ですよね。
遠赤外線で焼くので中までしっかり火が通り、かつ炭で焼くことで水分を出さずにカリッと焼き上げることができます。

 

別の楽しみ方は、「燻す」。
食材から出る脂が炭火に落ちることで煙が出て、燻されて独特の香りがつきます。
サクラチップなどを七輪に入れて燻製にするのもおすすめです。

 

更に、ご飯を「炊く」のにも七輪はおすすめ。
一気に高温になるのでまるで竈で炊いたようなふっくらしたご飯に炊き上がります。
炭火焼の魚とふっくらご飯の組み合わせはたまりませんね。
ご飯を蒸している間に七輪で魚を焼けば、昔ながらの美味しい焼き魚定食が楽しめちゃいますよ。

 

 

また一気に高温になることを利用して、高温で炒めることがコツになる本格的な中華料理の「炒め」に挑戦するのもおすすめです。
炭火に風を送ると、その温度は1000度を越えてきます。これはガスの火力を大きく上回るため高温がポイントの中華料理にも実は使えます。

 

さらに「煮込み料理」にも七輪は使えます。
七輪の下にある窓を締めれば、空気が遮断されて火力が弱まります。
そうしたら炭火と鍋な間を開けてコトコトを煮込めばカレーも作れます。ご飯も一緒に炊けるので美味しいカレーライスも出来ちゃいますよ。
ちょっとおしゃれに牛肉のビール煮込みとか、チャーシューなんかを煮込む楽しみ方もできちゃうんです。

 

このように一通りの調理方法が楽しめる七輪ですが、実は料理意外にも使えます。
例えば暖炉代わりの暖房器具として。
秋や冬など肌寒いときは、炭火の赤外線が身体を芯から温めてくれます。炎と違って風があっても温かいのが炭火の特徴です。
また1200度という強い火力で、刃物を鍛えたり、炭を溶かして塗料を作ることもできます。
実はこういった使われ方は古くの日本で当たり前のようにありました。
七輪と炭火、ゆっくりと楽しめば昔の日本を体験できるでしょう。
なんでも揃う便利な世の中だからこそ、七輪でスローフードを楽しむことで生まれる感情もあるはずです。
七輪は単なる道具を越えて、一つのアクティビティー的な楽しみ方ができるツールと言っていいでしょう。

 

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